五和工業株式会社


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Q1.ピッコロはどんな装置ですか?
A: ピッコロは水分分離膜(SPモジュール)を利用した、
まったく新しいタイプの除湿型ホッパー乾燥機です。
空気源としてコンプレッサーからの圧縮空気を利用しています。
ピッコロの乾燥原理はアメリカ特許権を取得し、日本特許権も
取得しました。

 

Q2.用途は?
A: DVD・MD・CD等の記録媒体、さらにはそれらのデーターを
拾い出すレーザー用微小レンズ、その他通信機器用コネクター等は
ミクロンの精度を要求される精密プラスチック成型品です。

これらの製品は成型前の原料ペレットの段階で、十分な低水分まで
(PA:0.07%,PC:0.01%,PET:0.005%)乾燥する必要があります。

乾燥不足は製品の強度不足、変形、成型不良の原因となるからです。
ピッコロはこれらの精密成型加工に使用される原料プラスチックペレット
乾燥機です。

 

Q3.乾燥原理は?

A: 「ピッコロの乾燥原理のアニメーション」を御覧下さい。


ピッコロは中空糸水分分離膜(弊社商品:SPモジュール)を
本体に内蔵しています。
コンプレッサーからの圧縮空気はモジュールを通過して
超乾き空気となり、さらにヒーターで乾燥に必要な温度に加熱されてから、本体ホッパー内の原料ペレットと接触し乾燥を行います。

しかし、SPモジュールからの乾き空気がペレット内を一度通過しただけで排気されたのでは十分仕事をした事にはなりません。
ワンパスでは、乾き空気とペレットとの接触時間が短すぎて、
ペレット水分が下がらず・排気は乾いたままとなり、きわめて非効率で
不十分な乾燥操作となってしまいます。


乾燥の速度は乾燥熱風量に比例するため、大量の乾き空気を
ペレット表面に流す必要があります。
我々はピッコロ内部で乾き空気とペレットとを長時間接触させる
(大量の乾き空気の循環流を創る)方法を探しました。
そしてついに発見したのです。


SPモジュールからの乾き空気は圧力のエネルギーを持っています。
しかし、ペレット間を流れる循環空気流はほぼ大気圧に近い低圧空気です。ピッコロではこの空気の圧力差を利用して、大量の循環空気流を作り出しています。

円筒ノズルに、圧力のエネルギーを速度のエネルギーに変えた
高速の空気流を流すと周囲の空気を巻き込んで何倍にも増量した
多量の空気流を作り出すエジェクター。
ピッコロは、このエジェクター(風量増幅器)を内蔵しています。

コンプレッサーで一般大気にエネルギーを与えて作られた圧縮空気。
この圧縮空気のエンタルピーを有効に使い切る。

これがピッコロの省エネ運転を支えるエジェクター利用型の
循環空気流機構の働きです。

 

Q4.圧縮空気を使用した理由は?
A: コンプレッサーは高性能な除湿装置・・? 
   高圧空気は乾いている・・・?

ドレンを伴って勢いよく吹き出す圧縮空気を御覧になった方には、
この空気が乾いているようにはとても見えません。
しかし、このドレンが除湿された水その物なのです。

コンプレッサーに吸入される空気は気体状の水分子を含んでおり、
圧縮されると水分子が凝縮されて液体の水に状態を変えます。
この凝縮水が空気と分離されるため、空気は除湿されたことになります。
この段階での圧縮空気は飽和状態(相対湿度:100%RH)のため、
乾いているとは言えませんが、吸入空気中に含まれていた水分の
大半が除去されています。

ピッコロでは、ドレンを除去した圧縮空気は大気圧付近まで減圧して
使用されるため、圧縮時の飽和状態から相対湿度10%(@30゜C)付近まで湿度を下げており乾燥媒体として使える状態に近づいています。

ピッコロに導入される圧縮空気は、水分分離膜SPモジュールを利用して、さらに樹脂乾燥に必要な相対湿度2%(@30゜C、大気圧)以下にまで
除湿され、乾燥に使用されます。

 

Q5.水分分離膜中空糸:SPモジュールについて説明してください。

A: 「SPモジュール(水分分離膜)」の動作アニメーションを御覧下さい。
SPモジュールの中には高分子製分離膜が細い中空糸状の束になって
納められています。

中空糸では、内部を通る高圧空気の水分子だけ
(気体の一部も通過します)が壁を浸透して外部に移動するため、
簡単にワンパスで乾き空気が得られます。

SPモジュールは最高到達露点−60゜C以下の乾き空気を発生する、
高性能膜式ドライヤーです。

 

 

Q6.ピッコロにはどんな種類がありますか

A: 処理量、容量、設置方法から機種と組み合わせを選べます。

容量
形式
床置型
成型機
(押出し機)
上置型
制御盤形式
5L
SPMH-05
×
制御盤別置
15L
SPMH-15
×
制御盤別置
30L
SPMH-30
*1.選択可
50L
SPMH-50
100L
SPMH-100
制御盤別置型:上置型ピッコロ
*1.制御盤別置又は本体組み込みのいずれか。

 

Q7.運転中の乾燥の状態を見たいのですが。
A: 乾燥ペレットの水分変化は見えませんが、SPモジュールから
ホッパーに供給される乾き空気の湿度が2種類の方法で確認できます。

湿度表示器(オプション):空気湿度が20%以下になると青色となります。
湿度が上昇するとピンク色に変わります。
露点計(オプション):空気露点がデジタル表示されます。

 

Q8.専用輸送ローダーについて教えてください。
A: 新開発のローダーは、乾燥後のペレットを乾いたまま
輸送出来るよう設計されています。
また、輸送中に乾燥ラインの乾き空気が不足しないよう
考慮されています。

 

Q9.設置は簡単ですか?
A: ピッコロは小形軽量だから設置が非常に簡単です。
成型機上取り付けの自立型の場合、圧縮空気ラインの
ワンタッチ接続AC電源の配線で工事完了です。
設置が簡単ということは、邪魔な配線・配管が省略できるということです。
勿論、設置・設備コストも目に見えて下がります。

 

Q10.床置き型、自立型、どちらを選べば良いでしょうか?
A: 「使用事例」をご参考にして下さい。
基本的には、成型機上にピッコロ本体を設置する自立型 を
お勧めします。

 

Q11.設置の際の注意事項についてお知らせください。
A1: 圧縮空気量と圧力の確保・・
ピッコロは使用空気量が規格風量となるよう厳格に
調整・検査された後、出荷されます。
必要以上の空気消費はありません。
圧力は運転中入口圧力0.5MPaを供給ください。
   
A2: ドレン対策・・
ピッコロはドレンセパレータを準備していますが、
大量のドレンが圧縮空気とともに流入すると除湿性能を低下させます。
ドレン対策としてドライヤーの設置をお奨めします。
ドレントラブルの無い空気配管については、別途弊社にご相談ください。

A3: オイル対策・・
オイルは分離膜表面に付着すると除湿性能を悪化させます。
給油式コンプレッサー使用の場合、オイルミストフィルター(オプション)の
設置が必要です。
事前にご指示いただければ、フィルターを設置して出荷いたします。

 

Q12.日常のメンテナンス
A1: フィルター管理・・
乾燥材料に応じて清掃頻度が異なりますが、フィルター目詰まりは
乾燥不良につながります。
早めの清掃をお願いします。

A2: ドレン管理・・
オートドレン装置による自動排出としてください。
自動排出の確認も行い、排出不良の際は部品交換・清掃を
御願いします。


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